僕は普段読む本は自己啓発本が多いのですが、本屋に行くたびに実は小説も気になっていました。
もしかして僕があまり読んでこなかっただけで、読んでみたらハマるのかもしれないと。
じゃあ読んでみるとしたらどれがいいのかな?と思ってネットで調べてみると、
多くの場所で目にする作品がこの”方舟”。
衝撃がすごい、そんなコメントも多く見受けられました。
そんなコメントたくさん見たら僕も気になってしょうがないので、実際に読んでみました!
あらすじ
極限状況での謎解きを楽しんだ読者に驚きの〈真相〉が襲いかかる。
友人と従兄と山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った家族と地下建築「方舟」で夜を過ごすことになった。翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれ、水が流入しはじめた。
いずれ「方舟」は水没する。そんな矢先に殺人が起こった。だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。タイムリミットまでおよそ1週間。
生贄には、その犯人がなるべきだ。――犯人以外の全員が、そう思った。
著者の紹介
夕木春央さん。
1993年生まれ。2019年『絞首商會』で第60回メフィスト賞を受賞しデビュー。
精巧に張り巡らされた伏線と、読者の心理的盲点を突く驚愕のロジックで一躍脚光を浴びる。
2022年に刊行された『方舟』は、「週刊文春ミステリーベスト10」国内部門で第1位を獲得するなど大反響を呼び、各方面で絶賛された。
極限状態に置かれた人間の心理描写と、ラスト数ページで世界観が一変する衝撃的な展開を得意とし、現代ミステリー界の最前線を走り続ける気鋭の作家。
読んでみた感想
とにかく衝撃的な作品でした。
まずはあらすじですが、正直本書を読む前の自分が読んでみて
「ん?なんで誰かを生贄に捧げる必要があるんだ?」
と疑問に感じました。
なので、まだ本書を読んでいない人に向けて、あらすじを自分なりにまとめてみました↓
地震が起きたことで地下建築である"方舟”に閉じ込められた主人公たち。
地下建築であるため、やがて水が建物内に流入してくるようになってしまう。
すぐにでも脱出したいところだが、地震によって大岩が動いてしまい、
出口への道を塞いでしまう。
方舟は特殊な建築物であり、大岩を動かすための装置もあった。
誰かが装置を使って大岩を動かせば出口への道は開ける。
しかし大岩を動かすとちょうど装置のある部屋の前に大岩が落ちてしまうので、
装置を使った人はその部屋から出られなくなってしまい、閉じ込められてしまう。
1人を残して他の人は早急に脱出し、救助を呼ぶ考えもあるのかもしれない。
しかし方舟がある場所は地震によって土砂崩れもあり来た道も戻れるかわからない、
また携帯も圏外。
この状況では閉じ込められた人の早急な救助は期待できない。
そんな中でも構わず迫ってくる水。
つまり、誰か1人が生贄にならないといけない。
そして突如起きてしまった殺人事件。
なぜこのタイミングで?誰が?何のために?
この殺人事件にはたくさんの謎はあるが、とにかく方舟から脱出するために生贄になるのは
殺人を犯した人物であるべきだ。
みんながそう考え、方舟という特殊な環境下での緊迫の犯人探しが始まる。
こんな感じかと思います。
自分も名探偵になったつもりで推理しながら読んでいたのですが、
まったく犯人がわかりませんでした!!
僕もコナンくんばりの推理力があると信じ、「西の服部、東の工藤、中部のお茶もと」という気持ちでいたんですけどね・・・。
読んでて怪しい人がいっぱいで、誰が犯人か推測させない作者さんも流石だと思いました。
もし僕がこの方舟にいたら、まず間違いなく生き残れないですね。
物語としては、方舟という閉鎖空間でのお話なだけあり、緊張感もすごかったです。
気を抜いて読める瞬間は全くと言っていいほどありませんでした。
犯人を探すお話ですが、現代警察が使うような道具も使えないので、どうやって犯人を特定するのか。
それもこの作品の面白いポイントの一つだと思います。
ただ、正直読んでて少し「ん?」と感じた部分もあります。
来た道が戻れるか分からなくても、すぐに脱出した方が結局全員助かる確率は高いんじゃないのか?とか笑
まあ、作品である以上しょうがないとは思うのですが、
細かい部分はネタバレになってしまうのでここで書くのは控えようと思います。
でもそれを踏まえても、独特の緊張感を味わえるこの作品は本当に面白いです。
そしてその緊張感を保ったまま、物語は終盤へ。
とうとう犯人がわかるのか!?誰なんだ!?
そう思いながら読んでいましたが、本当に終盤の展開がすごい。
途中で読むのを休憩なんかしてられないですね。
とにかく読み進めたくなる。
ここからどうなるのか気になってしょうがない。
衝撃の連続。まったく目が離せない。それこそ、最後の最後、ラスト1ページまで。
とにかく、衝撃的な作品でした。
しばらくは余韻が抜けず、僕は3日くらい方舟のことばかり考えてしまうほどでしたね。
結末を知った後でも、是非とも再読したくなる作品です。
この記事を読んでくださっている方が、もし先が読めないミステリーを読みたいと思っているのでしたら、僕は迷わず方舟をオススメします。
方舟なら、その期待に間違いなく応えてくれる自信があります。


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